不登校児が拓く、日本の新しい子育て! B-mama(保育士)のブログ

不登校は既存の教育への「NO」である!
私の息子は、中1から中3まで不登校でした。中学校が大嫌いです。ひきこもりではありません。中学校に完全に行かなくなってからは、子どもの心の状態が良く、活動的で、友人関係も良く、子どもの能力も伸びています。なぜ、子どもたちは学校で強制され、抑圧され、否定されるのか。学校に戻されることが、本当に不登校支援なのか。この国の新しい学びの形と子育てを考察します。

子どもは新しい価値を生み出す存在です

不登校に関して、まず最初に心にとめていただきたいことを書きます。


学校に行かないからと言って、人生終わりではありません。


このような親の悲観が子どもを更に追い詰めます。


不登校に関する数々のプロセスは、親の価値観の変化のプロセスと言っても良いでしょう。


子どもは新しい価値観を生み出す存在です。


既存のやり方にこだわらず、彼らの新しい生き方を創造する手伝いをしましょう。


2030年には、現在にはない新しい職業が数多く誕生しているという研究結果が出ています。


将来に備えて必要とされる「創造力を高める教育」に関しては、別に書きたいと思います。この時点では、現在の公立中学校が対応できていないことだけに留めておきましょう。


しかしながら私たちは産業界が欲する人材を育てているわけではありません。



今の大人よりももっと幸福で健康で安定した生活、


思い願うことが次々に現実となるエキサイティングな生活、


充実した個人同士がつながる豊かな人間関係、


それぞれの得意分野で貢献できる社会、


分離より統合に向かう国際関係。


大事な子どもたちにはこのような社会で生きてもらいたいものです。



私たち大人は現時点で、これらを実現するに至っていません。


子どもたちが私たちと同じように生きていくなら、社会の大幅な変化は見込めないかもしれません。


だからこそ、彼らには現代の大人を越える存在になってほしいのです。


彼らの新しい挑戦を、新しい価値観を、新しい生き方を認めてほしいのです。


不登校は、学校に行けない子どもの心理の問題ではありません。


既存の教育システムが制度破綻を迎えようとしているのに、それらを変えることができない大人の価値観が問題なのです。


この国ではいったいあと何人子どもが自殺すれば変わるのだろうか。




「この社会をもっと良くするには、学校でおとなしく耐えてなんかいられない」


子どもの魂からの言葉が聞こえてくる気がしませんか。