不登校児が拓く、日本の新しい子育て! B-mama(保育士)のブログ

不登校は既存の教育への「NO」である!
私の息子は、中1から中3まで不登校でした。中学校が大嫌いです。ひきこもりではありません。中学校に完全に行かなくなってからは、子どもの心の状態が良く、活動的で、友人関係も良く、子どもの能力も伸びています。なぜ、子どもたちは学校で強制され、抑圧され、否定されるのか。学校に戻されることが、本当に不登校支援なのか。この国の新しい学びの形と子育てを考察します。

思い出して、自分の好きなこと

あるデモクラティックスクールのイベントに出席した時のこと。


運営者の方がこう話していました。


「公立学校から入ってくる子は、最初は何をして良いかわからないからつらいかも。『好きなことをして良いよ』と言っても、それが見つかるまでに時間がかかる。」


自分の好きなことが何か分からなくなるくらい、普段やっていないということでしょう。


好きなこと以外のことをやるのに忙しいのでしょう。


好きなことを十分させてもらえない、没頭した経験がない、


むしろやると叱られる、「そんなことしても意味がない」と否定される、


そんな子どもが多いのかなと悲しくなります。




自分の好きなことが何か分からなくなることって、大人にも起こりますよね。


食べていくために、家族のために、我慢し続けて、そのうち忘れていってしまうこと。


いつやるのでしょうか。


心から楽しく、心が充実して、わくわくして、自分を喜ばせることって。


食べるのも忘れて、眠るのも忘れて、没頭できることって。


定年後でしょうか?




あるアメリカのデモクラティックスクールの校長先生がこう言いました。


「子どもに時間を返してください。」と。


たっぷりの時間があれば、子どもの内側から本当にやりたいことが出てくるんだ、と。


それらを通して自ら成長する力を持っているんだ、と。




好きなことが何か分からない、なんて言わないで。


どうか思い出してください。


どうしたら自分を100%楽しませることができるのか。



好きなことが、人を癒やし、人を高め、人を成長させ、人生を好転させるのです。


心が充足感でいっぱいになると、きっと目が輝いてきます。