思い出して、自分の好きなこと
あるデモクラティックスクールのイベントに出席した時のこと。
運営者の方がこう話していました。
「公立学校から入ってくる子は、最初は何をして良いかわからないからつらいかも。『好きなことをして良いよ』と言っても、それが見つかるまでに時間がかかる。」
自分の好きなことが何か分からなくなるくらい、普段やっていないということでしょう。
好きなこと以外のことをやるのに忙しいのでしょう。
好きなことを十分させてもらえない、没頭した経験がない、
むしろやると叱られる、「そんなことしても意味がない」と否定される、
そんな子どもが多いのかなと悲しくなります。
自分の好きなことが何か分からなくなることって、大人にも起こりますよね。
食べていくために、家族のために、我慢し続けて、そのうち忘れていってしまうこと。
いつやるのでしょうか。
心から楽しく、心が充実して、わくわくして、自分を喜ばせることって。
食べるのも忘れて、眠るのも忘れて、没頭できることって。
定年後でしょうか?
あるアメリカのデモクラティックスクールの校長先生がこう言いました。
「子どもに時間を返してください。」と。
たっぷりの時間があれば、子どもの内側から本当にやりたいことが出てくるんだ、と。
それらを通して自ら成長する力を持っているんだ、と。
好きなことが何か分からない、なんて言わないで。
どうか思い出してください。
どうしたら自分を100%楽しませることができるのか。
好きなことが、人を癒やし、人を高め、人を成長させ、人生を好転させるのです。
心が充足感でいっぱいになると、きっと目が輝いてきます。