学校に行きたがらなくなった頃、どこに相談したら良いか私も考えました。
中学校の担任、学年主任、スクールカウンセラー、不登校対応教員、
フリースクールの先生、不登校親の会、デモクラティックスクールの運営者、
通信制高校合同説明会の個別相談、精神科医、
以上が私が相談した相手です。
これに加えて自治体によってはスクールソーシャルワーカー、自治体や社会福祉協議会等の地域団体主催の不登校イベント、民間の相談機関でも相談に応じてくれると思います。
私にとって一番良かったのは、フリースクールの先生。
なぜなら、学校に行かない子のその後の進路の事例をたくさんご存じだったからです。
また、学校の先生とは違った角度から子どもを見ることができること。
その上、息子のことをいろいろと認めて下さったことも印象深かったのです。
(中学校では否定されてばかりでしたので、ちょっと意外でした)
ここの先生たちは不登校児について何もあきらめてはいないんだ・・・・・
この当たり前のことが当時は大きな救いとなりました。
子どもにとってベストな方法を
公立学校、私立学校、ホームエデュケーション、フリースクール、デモクラティックスクール、適応指導教室、など・・・・
それぞれがもっと評価され信頼を高めていけば、教育の選択肢としてもっと認められていくし、教育を相互に補っていけるのではないでしょうか。
願わくば、これらの教育資源から子どもに合った教育を選ぶ手助けをしてくれる、あるいはコーディネートしてくれる人がいるといいなと思います。
しかしながら現時点では、これらの資源をふまえて相談にのってくれるところはありません。(少なくとも私の地域にはありません)
たくさんの選択肢から総合的に判断しベストな方法を選択するのは、保護者と本人です。
子どもの心の状態、子どもの特性、教育方針(何を目指すのか)、子どもへの関わり方、などを勘案し選択して、子どもに提案するようにしましょう。
最終的には子どものハートが向く方向に進むのが良いでしょう。
こうして考えると、不登校とは大いなる学びをもたらすものですね。
教育の先端を行くわけですから。